腋窩神経麻痺は、肩を強く打つことや睡眠時や作業などの持続的な圧迫であったり、脱臼や骨折などの外傷後に神経が傷つけられることによって発生します。
腋窩神経は、図に載ってるように小円筋・大円筋・上腕骨・上腕三頭筋長頭に囲まれた部分(Quadrilateral space(後方四角腔))を走行しており、この部分が外傷で出血が出たり、筋肉の何らかの作用で空間が狭くなるような状況が起こった場合に、腋窩神経が締め付けられることになり、神経麻痺の状態となります。
腋窩神経が麻痺することによって、その神経が支配している筋の筋力が弱くなってしまいます。その結果、対象の筋が痩せ細り健患差が生まれたり、その筋肉の感覚が鈍くなってしまいます。
また、肩が上がらない等の症状は腱板断裂・損傷の疑いもありますので、上記の症状に少しでも当てはまる場合は、いつでもお問い合わせください。