尺骨疲労骨折は、手首から肘にかけての小指側の骨である尺骨に繰り返しの負荷がかかることで発生する骨折です。肘頭に生じる肘頭疲労骨折と尺骨骨幹部骨折があります。肘頭疲労骨折は野球の投手に好発し、しばしば手術療法が行われます。尺骨骨幹部骨折は中央〜遠位1/3に生じ、剣道・ソフトボール・バレーボールなどで多くみられます。原則は保存療法を基本として施術を行います。
ケガの部位や状態を正しく把握するためエコー検査を行います。
シーネ固定など適切な処置を行います。尺骨疲労骨折の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。
早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。炎症症状の抑制や疼痛の軽減を促します。
筋肉をほぐし、ストレッチをすることで患部にかかる偏った負担を減らすことができます。
前腕や手関節周囲の筋力強化を目的に運動療法を行います。
尺骨疲労骨折は、手首から肘にかけての小指側の骨である尺骨に繰り返しの負荷がかかることで発生する骨折です。肘頭に生じる肘頭疲労骨折と尺骨骨幹部骨折があります。肘頭疲労骨折は野球の投手に好発し、しばしば手術療法が行われます。尺骨骨幹部骨折は中央〜遠位1/3に生じ、剣道・ソフトボール・バレーボールなどで多くみられます。原則は保存療法を基本として施術を行います。
尺骨疲労骨折は比較的頻度が少ないものの、特定のスポーツ活動で発生することが報告されおり、過度な負担と繰り返しのストレスが主な原因となります。
肘頭疲労骨折は、投球動作やラケットスイングの繰り返しによってフォロースルー期の伸展で肘頭に牽引力が加わることや上腕三頭筋が急激に収縮することが原因とされています。
尺骨骨幹部骨折は、発生メカニズムからlifting fracture(リフティング骨折)と呼ばれています。前腕の筋肉が肘を曲げて重いものを支えるような力を発揮する際、尺骨の中央部付近に垂直方向への剪断力がかかります。この力が繰り返し加わることで疲労骨折は発生する可能性が高まります。
・腕の違和感や鈍痛
・圧痛
・腫脹
・運動時の痛み など
本記事の文責
水原 實
1日300人来院する関西最大級の整骨院で臨床経験を積み、その後、副院長まで務め、整形外科での臨床経験を経て症状への正確な判断力・医療倫理に関する理解力を身につけ、神戸にてさくら整骨鍼灸院を開院。
整骨院経営の傍ら、立命館宇治高校サッカー部、芦屋学園高校のトレーナーや各種セミナー講師経験を持つ。
地域の啓蒙活動やJリーガーをはじめとするモデルやスポーツ選手の施術実績を持ち、2024年に芦屋に2号店を開院。
所有資格