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グロインペイン症候群

グロインペイン症候群でこんなお悩みはありませんか?

  • 股関節周辺が痛い
  • 足の付け根の辺りが痛い
  • 内ももが痛い
  • シュートを蹴るときに痛みや違和感がある
  • 片足立ちをすると痛い

目次

アシヤノ鍼灸接骨院のグロインペイン症候群の施術とは?

徒手療法・ストレッチ

筋肉をほぐすことにより、筋緊張・痛みの緩和などを促します。また、股関節周囲や臀部、内転筋群のストレッチをすることで患部にかかる負担を減らすことができます。

鍼灸施術

内転筋に痛みが出ている場合は、鍼灸施術にて筋肉の硬さを軽減させることで、症状の改善を促します。

物理療法

早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。組織の修復促進や疼痛の軽減を促します。

運動療法

可動性・安定性・協調性の問題点を評価した上でそれを修正する運動療法を行います。

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グロインぺイン症候群とは

アスリートに発生する「下肢の付け根」の痛みを、「鼡径部痛(groin pain)」と言います。他の競技に比べてサッカーでの発症が多くみられ、一旦痛みが出ると治癒に時間がかかることが多いという特徴があります。ランニングや起き上がり、キック動作で鼡径部やその周辺の様々なところに痛みが出現します。このグロインペインは、日本に限らず世界的にその診断と治療に難渋してきた歴史があります。その病態の解明が不十分なことがあり、様々な呼称が使われてきました。ここでは、2014年11月に呼称の統一や病態や診断の分類を目的として開催されたドーハの会議で提唱された分類を紹介していきます。

ドーハの分類

ドーハの会議にて提唱された分類方法は簡潔であり、画像診断を一切含まないことが特徴的です。分類および診断をシンプルにすることを重視し、触診と抵抗時(負荷時)痛を中心とした身体所見による評価を用いて分類しています。

 

図(MB Orthop.29(5):36.2016.より)

①内転筋関連鼡径部痛

内転筋に一致した圧痛と内転筋抵抗時痛を有する鼡径部痛です。
内転筋抵抗時痛は股関節伸展位(屈曲0°)で評価する方法や、股関節屈曲位(屈曲45°)にて膝関節内側の拳を絞るように股関節を内転させて疼痛を評価するadductor squeeze testなどにて評価します。
鼡径部痛を有するアスリートでは内転筋筋力の低下が報告されており、adductor squeeze testによる抵抗時痛だけでなく、筋力低下も評価に有用とされています。

②腸腰筋関連鼡径部痛

股関節屈曲時の抵抗時痛、もしくは股関節伸展時のストレッチ痛にて判断されます。圧痛による判断は、触診に関して不確実性があるため、腸腰筋関連鼡径部痛に関しては特別に記載がありません。

③鼡径部関連鼡径部痛

鼡径管に一致した圧痛を有しますが、ヘルニアが触知されてはいけません。
抵抗時痛は、Valsalvaや咳嗽、噴嚔によって出現する疼痛を持って陽性としています。

④恥骨関連鼡径部痛

恥骨結合を中心にその周囲の骨性組織の局所的な圧痛を認めます。恥骨関連鼡径部痛のみが、抵抗時痛を誘発する徒手検査が必要とされず、圧痛のみを持って判断されるのが特徴的です。内転筋の付着部とも一致するため、時に内転筋関連鼡径部痛との判別に難渋します。

⑤股関節関連鼡径部痛

股関節関連鼡径部痛がドーハの会議にて鼡径部痛の分類に組み込まれていることが注目です。特に、日本では股関節痛と鼡径部痛は別々な疼痛として考えられることが多いですが、股関節内に疼痛の原因があっても鼡径部痛として捉えることが重要です。スカルパ三角を中心とした徹底した触診に加え、catching症状などの機械的症状の有無を確認しますが、身体所見のみで股関節関連鼡径部痛を判断することは難しいです。

グロインペイン症候群の原因

足首の捻挫、下肢の打撲や肉離れ、腰痛などの何らかの原因で、不自然な身体の使い方をしてしまうことによって、体幹から股関節周囲の
可動性(筋や関節の柔軟性)
安定性(骨盤を支える筋力)
協調性(体幹と下肢の動きが効果的に連動すること)
に問題を生じることがあります。無理をしてプレーを続けると、体幹から股関節周囲の機能障害(拘縮や筋力低下)が生じやすくなります。また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の要因になります。痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化します。

主な症状

・運動中の鼠径部の痛み

・股関節周辺に圧痛がある

・股関節周囲筋に力を入れると痛い

本記事の文責

水原 實

1日300人来院する関西最大級の整骨院で臨床経験を積み、その後、副院長まで務め、整形外科での臨床経験を経て症状への正確な判断力・医療倫理に関する理解力を身につけ、神戸にてさくら整骨鍼灸院を開院。
整骨院経営の傍ら、立命館宇治高校サッカー部、芦屋学園高校のトレーナーや各種セミナー講師経験を持つ。
地域の啓蒙活動やJリーガーをはじめとするモデルやスポーツ選手の施術実績を持ち、2024年に芦屋に2号店を開院。

所有資格

  • 柔道整復師(国家資格)
  • 日本柔整外傷協会認定
  • jcca認定ベーシックインストラクター
  • CKTT認定トレーナー
  • Formthotics Authorized Medical Adviser
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時間
9:00~12:00 ×
15:30~20:00 × ×

土曜 8:30~12:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜午後・日祝

【住所】〒659-0067
兵庫県芦屋市茶屋之町11-6 ディアマンテ芦屋1F

【アクセス】
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