腰椎すべり症とは、積み木のように連なる腰椎が、文字通り前方へ滑り出してしまい、様々な症状
を引き起こす疾患です。
腰椎すべり症は、大きく背骨や椎間板などの変性によって起こる「変性すべり症」と、腰椎分離症に
続発する「分離すべり症」とに分けられます。
どちらのすべり症も、脊柱管や神経根の狭窄・圧迫により脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアと同様に腰
痛や脚のしびれ・痛み、脱力感を呈します。

腰椎変性すべり症
腰椎変性すべり症は、40歳以上の女性に多いとされており、
第4腰椎に発症しやすいと言われています。
変性すべり症の多くが、第4腰椎が第5腰椎に対して前方に
すべりますが、後方や側方にすべりを合併するものも存在します。
腰椎分離すべり症
腰椎分離すべり症は、腰椎分離症によって不安定になった腰椎が変性し、
すべりが生じた疾患です。
分離症の好発部位が第5腰椎のため、同様にすべり症も同じ部位に発生
します。
腰椎分離症からすべり症に移行するのは、約10%~30%とみられており、
年齢は30歳~40歳代にかけて多いとされています。









