第1ケーラー病は足の舟状骨に生じる骨端症で、血流障害によって起こる舟状骨の無腐性壊死のことを言います。主に3〜7歳くらいの男児に多いと言われていますが、発症自体は非常にまれです。
明らかな原因は不明とされていますが、舟状骨は足根骨の中では骨化が1番遅く、アーチの要になる骨であるためにストレスを受けやすいことが発症に関与しています。
足背内側部の痛みや軽度の跛行がみられ、X線(レントゲン)像では舟状骨の扁平化や辺縁不規則像などがみられますが、予後は良好で正常形態に回復するといわれています。